本物の床ってどうなの?
過去に、このようなご質問にお答えするブログ記事を書いてきましたが・・・
今回は木の床を、検証に基づきながら良し悪しを解説します!
さて、木の床には大きく分けて”針葉樹”と”広葉樹”があります。
針葉樹は葉っぱが針のように尖っている、広葉樹は葉っぱが広がっている。
言葉の意味をそのままにすするとこのような説明が成り立ちます。
では・・・
針葉樹はどんな樹種なのか?
杉、桧、松が代表的です。
広葉樹はどんな材種なのか?
楓、桜、楢が代表的です。
針葉樹の代表選手を”桧”、広葉樹の代表選手を”楢”として・・・
いざ!検証!
左が桧の床材、右が楢の床材です。
縦30㎝、横12㎝、厚み1.5㎝、両者とも全く同じサンプルを用意しました。
では、クイズです。
どちらが重たくて、どちらが軽いか?
答えは・・・・・?
桧が228g
楢は411gです。
桧228gに対して楢は411g。
楢は桧の1.8倍の重さがあります。
これは何を意味するのか???
この両者の断面図を見ると・・・?
左が桧で右が楢。
更に両者をアップにしてみると???
こちらが桧。
こちらが楢。
桧より楢の方が木の目が詰まっている。
木の目が詰まっているとは、密度が高いことになります。
なので、密度が高い楢(広葉樹)の方が、桧(針葉樹)に比べて重くなる訳です。
そして、密度が高いほうが固くなる。
なので、針葉樹より、広葉樹の方が固い。
故に、密度が低い、そして柔らかい針葉樹の方が傷がつきやすい。
また、針葉樹のほうが柔らかく、足にも優しい。
また、密度が高いと熱伝導率が高くなる。
なので、冬場の地面、基礎の冷たさを、密度が高い広葉樹の方が伝えやすい。
故に、広葉樹の方が冷たさを感じやすくなります。
これが、針葉樹と広葉樹の一長一短です。
(人によって感じ方が異なりますので、実際に体感して確認をしてください)
どちらが良いかも人それぞれ。答えは貴方さま自身の中にあります。
でも、そのアドバイス、ご提案は私たちの役割ですので是非ご相談下さいね!!
以上、検証!「針葉樹vs広葉樹」木の床、徹底比較!!でした。
なんば