それは、電気配線。
こんにちは。設計士の中野です。
先日、とあるお客様の建築中現場に行ってきました。
何をしに出掛けたかと言うと、電気配線チェックの立ち合いです。
弊社では、現場監督が行う仕事なのですが、その元となる電気図面を書いているのは私たち設計士。
図面を書く人が現場を知らんでどうするんだ!!
ということで、現場監督と共に行ってきました。
チェックする内容と言えば・・・
①照明器具が取付けられる位置に配線がきているかどうか
②スイッチ・コンセント等が付く位置(高さ)に配線がきているかどうか
分り易いところでは、大まかにこんな感じです。
他にも細かいチェックは行いますが、難しくなるので割愛。
なぜチェックを行うかと言うと、お客様の要望する通り(=図面通り)に配線がされているかを確認するため。
職人さんもプロなので、専門分野は信頼してお任せしています。
ただ、時々認識違いがあったりするものです。
図面の指示が良くない、表現が分かりにくい…という話もチラホラ聞きます。
それは、ごめんなさいっ(;^ω^)
そういった現場や職人さんの声を聞くためにも、現場に足を運ぶって大切だなと感じています。
画像にあるグレーの束になっているのが、壁の中を通っている電気配線です。
柱や梁、天井の至る所にくくり付けられていますね。
よーく見ると、束になった配線の1本1本に記号がふってあります。
電気屋さんは、どの線がどれに当たるのか把握しながら配線をしていくわけです。
これぞ職人の技です。
現場へ行くと新たな発見・収穫があります!!
私たち設計士、図面を書く際はなるべく分かり易く相手に伝えることを念頭に置いているのですが…
良かれと思って記入した「言葉」や「寸法」が余計な混乱を招くことも多々。
実際に図面を手に持って現場でチェックしながら、
メジャーで高さなどを測りながら確認作業を進めて行くわけですが、
パソコンに向かって図面を書いている時には無い『気付き』があります。
これ、すごく大事です!!!
現場で作業をしている電気屋さんにも色々と教えて頂きながら、沢山の学びをしてきました。
それを、今後の現場にも活かしていきます。