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壁と窓の断熱性能を比較してみよう!

壁と窓の断熱性能を比較してみよう!

こんにちは。設計士の中野です。

U値(熱貫流率)を元に、壁と窓の断熱性能を比べてみたいと思います!

最近、U値(ユー値)とかUA値(ユーエー値)という言葉をよく聞きませんか?
U値というのは「熱貫流率」のこと。単位は「W/㎡・K」
壁の両側の温度差を1℃とした場合に、1時間当たりに1㎡を通過する熱量のことです。
数値が小さければ小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能が良いと言えます。

学生の頃、理科の授業で習った記憶ありませんか? 中学生くらいかな…?習ってるんです!
ワタシハホトンドキオクニナイノデスガ…(^-^;

UA値というのは「外皮平均熱貫流率」のこと。単位は同じく「W/㎡・K」
こちらは建築業界で使われている用語ですね。
屋外にどのくらい熱が移動するかを表す指標なんです。
外皮平均熱貫流率とは、住宅全体からの熱損失量と天井、壁、床、窓などの外皮合計面積で割った値です。
こちらも、数値が小さければ小さいほど熱が逃げにくい為、断熱性能が高いと言えます。

例えば、弊社標準で採用している断熱材を使った外壁の熱貫流率(U値)
0.42 W/㎡・K

断熱性能が最も良いと言われる樹脂窓の熱貫流率(U値)
1.3~0.9W/㎡・K
※窓やガラスの種類によって数値は異なる為、弊社で良く採用される窓を一例として挙げています

外壁と窓の熱貫流率を比べると熱の移動量が2~3倍違ってきますね!

やはり、窓からの熱の出入りは大きいということになります。
簡単に言えば、窓を無くせば断熱性能はUPするのですが・・・
窓のない家なんて、家じゃないですよね。
建築基準法にも、住宅には一定量以上の採光を取り入れるように定められているため、窓の無い家は作れません!笑
方角や季節を考慮して窓の配置をすれば、断熱性能を上げながら希望の間取りを作ることもできると思います。

暑い夏や寒い冬の為に断熱性能をUPして家の中を快適に。

春や秋の過ごしやすい季節には、窓を開放して自然と共に気持ちよく過ごす。

ナンバホームでは、こんな間取りや暮らし方のご提案をさせて頂きたいと思っています。
人と木のしあわせを、ずっと。
日本ならではの四季を感じながら暮らすお家、いかがですか(^^♪

 

<このコラムは設計士の中野が書きました>
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