結論から言うとそんなことありません！
こんにちは。不動産アドバイザーの中山です。
浄化槽と言うと、良いイメージを持たれている方が少ない印象です。
それは恐らく２つの理由から来ているのだと思います。
①ランニングコストがかかる。
浄化槽は清掃を年１回、さらに定期的な点検を専門の業者さんに実施してもらう必要があります。
さらに浄化槽とブロアー（空気を送る部品）には寿命があり、浄化槽が２０～３０年、ブロアーが５～１０年が交換の目安とされています。
②浄化槽内の微生物が弱ってくると悪臭がする。
微生物が弱ってしまうと悪臭を放つ原因になることから、漂白剤・アルコール・油などの刺激物を流さないように注意しておくことが大切です。また、清掃直後も微生物が減少傾向になりますので悪臭がすることがあります。
以上２つの理由から敬遠されている方も多いのではないかと思います。
しかしそんな浄化槽にもメリットはあります。
①下水道の使用料がかからない。
お子様が小さかったり、洗濯物が多いご家庭では水道を多く使うことになり、水道の使用料は高くつきますので浄化槽のほうがお得に生活ができる可能性があります！
また、下水道を利用しないので最初に納める受益者負担金がかかりません。
②場合によっては下水道より工事料金が安い。
前面道路に下水本管が入っていないが、「どうしても下水がいいんだ！」と遠い下水管まで自分の敷地内から下水管を伸ばすと工事費用がとんでもない金額になる場合があります。敷地の周辺の道路に下水本管が入っていない土地の場合は浄化槽の方が工事費が抑えられる場合があります。
③環境に貢献ができる。
宅内で出た汚水や雑俳水をきれいにしてから側溝や水路に排出するので環境にとても優しいです。
このように浄化槽にもメリットはあり、さらに場合によっては浄化槽の方が適している場合もあります。
頭ごなしに否定するのではなく、一度自分の土地の場合はどうだろうと考えてみる必要がありますね。
〈このコラムは不動産アドバイザーの中山が書きました〉
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