木の断面の赤いところと白いところのはなし。
木の蘊蓄を語らせたら2時間以上話が止まらない難波です。今日は、少しマニアックな木のはなしです。
この丸太の断面、赤いところと白いところがありますよね!?
赤いところを「赤身または芯材」、白いところを白身ではなく「白太または辺材」と言います。この赤白にはそれぞれの特徴があり、間違った部材に使ってしまうとお家の寿命が身近くなってしまうことも…
赤身は凄い!?
赤身は、油分が多く細胞の中に樹種成分がたっぷり!油分は腐りにくさを、樹種成分の中に防虫成分が多く含まれています。いわば、腐りにくくシロアリにも強いのがこの赤身の特徴!家づくりの部材では特に雨風に打たれやすい場所に使ったり、地面に近い土台は必ず赤身が入った”ひのき”を使うことが昔の家づくりです。
昔の家づくり?
ただし、昨今の家づくりでは、ひのき材が高価だったり、ひのきの加工は大工さんの腕が必要だったりという事で、、、樹種は問わず、防蟻材(シロアリ対策の薬)を塗って対策をとったりしています。その中でも私たちナンバホームは本物の木を使った”長持ちする木の家”をつくりたい為、桧の土台、柱に拘って、長持ちする家をつくっています。
白太はというと・・・
赤身と比べると腐りやすく使い勝手が悪い?と思われがちですが、カンナで削ると白くて奇麗な肌をしており、室内の床や壁に使われます。ナンバホームの施工例実例でヒノキの床の実例がありますのでご覧ください。⇒コチラをクリック♪
(ヒノキの床の家)
因みに、丸太の年輪って育った年数を意味していますよね?そこで、建築材として使うためには何年で伐採するのか?
答えは、ひのきは40年~50年、杉は20年~30年です。ひのきより杉の方が育ちが早いという事ですね。でも木は育ちが悪い方が強くなる!それは、年輪が細かくなり目が詰まった強い木になるのです。
という訳で、蘊蓄が止まらくなりますのでこの辺りで…。