漆喰と珪藻土の違いって?
こんにちは!営業部注文住宅チームの遠山です!
皆様は漆喰と珪藻土の違いについてご存じですか?お客様の案内の際にもよく聞かれる質問です。
今回はこの2つの違いについて少しでも覚えて頂けたらと思います!
〇調湿性
漆喰も珪藻土も、どちらも通常のビニールクロスと比較すると調湿性に優れています。
そしてこれら2つを比べると、珪藻土の方がより調湿効果があります。違いはその素材の構造にあります。
珪藻土は細孔を持つ多孔質素材です。目には見えませんが穴がたくさん空いています。部屋の湿度に応じて、水分がその穴に入ったり出たりすることで調湿効果を発揮します。漆喰にも調湿効果はありますが、漆喰の場合は水分が表面に付着するだけなので、珪藻土ほどの調湿性は持ってはいません。
〇機能性
漆喰と珪藻土にはその機能面にも違いが見られます。
漆喰は抗菌性に優れています。高いアルカリ性の素材である漆喰はカビなどの菌を分解してくれます。そのためにおいのもとを絶つができるので、消臭効果も発揮します。また外壁にも使用できるので、珪藻土と比べ耐久性に優れています。
珪藻土は上記で述べた多孔質という性質が、断熱性や吸音性を機能させてくれます。
また漆喰と珪藻土の両方が防火性に優れています。
〇仕上がり
漆喰と珪藻土は仕上がりの見た目という観点でも違いが見られます。
漆喰壁は表面がとてもなめらかで、つるつるした仕上がりとなります。光が当たると光沢もみられます。
一方、珪藻土は表面がざらざらとした仕上がりとなります。
質感にそれぞれ特徴がありますので、部屋の雰囲気に合わせて素材を選ぶことも良いですね♪
漆喰と珪藻土の違いについてご理解は深められたでしょうか?
お家の中のどの部分にどの素材を使うべきか。その正解は皆様の暮らし方によって変わってきます。
素材の性質を理解した上で、使うべき素材を慎重に選んでいきましょう。
漆喰を使用した壁
珪藻土を使用した壁